こんにちは!歯科衛生士の城戸です。
あゆみ歯科クリニック同志社山手にご来院頂きありがとうございます!
皆さまのお口の健康のサポートが出来ればと思っておりますので、気になる事があれば何でもご質問下さい。
さて、今月もブログ更新しておりまして、お時間ある際にちらっと覗いて頂けたらと思います。
今回は「歯の神経をとるとどうなる?とるとリスクはあるの?」をテーマに書いていけたらと思います。
皆さんも読みながら一緒に考えてみて下さい。
患者さんに対して虫歯が進行していて、今回この歯の神経を取る治療をして行きましょうと説明すると、「歯の神経を取るとどうなるんですか?」と質問を受ける事があります。
ですので、このブログで詳しく書いていけたらと思いますし、ブログを通して皆さんも知っておいて頂けたらと思います。
まず歯の神経とは?を知るために歯の構造から説明します。
歯の真ん中には神経があり顎にも大きな神経があり一本一本の歯の神経と繋がっています。ちなみに歯の根っこは骨に埋まっていて歯茎で覆われています。
そもそもどうして神経を取らないといけないのか?皆さん疑問に思いますよね…
ひとつは虫歯が広がり進行し細菌が神経を傷つける事で痛みが出て後に神経が死んでしまう時、もうひとつは治療したところから材料等の劣化により細菌が中へ入り神経が死んでしまい根っこの先まで細菌が感染すると骨まで溶かされていき膿が溜まる時、また何かにぶつかったときの衝撃でも神経は過敏になり死んでしまいます。
まず神経が死んでしまうと痛みが出にくくなるので治ったと勘違いされる方も多いですが、それは治っているのではなく、神経が侵食されて出ていた痛みが神経が死んでしまったことにより一時的に出なくなっているだけなのです。
神経が死ぬと色が黒くなってきてしまったり、膿もどんどん溜まり、最悪の場合歯を抜く可能性も出てきます。
中の細菌による感染の拡大を防止するために、神経を取ったり、神経の中をお掃除して、最終的に細菌が入らないように防腐剤をつめていきます。
その後歯を支える土台をつけて、被せ物をして治していきます。
では、神経を取るとどのような影響があるのでしょうか。
ひとつは再度感染するリスクが高くなります。
神経をとった空洞をお掃除して、防腐剤でしっかり詰めたとしても細菌はかなり小さいですから少しでも中へ細菌が入ると感染してしまい再度治療をするリスクが高まります。
もうひとつは歯や根っこが欠けやすくなってしまいます。
神経がある歯とない歯ではない歯の方が枯れ木と同じで歯がもろくなり欠けやすく寿命も短くなります。
また治療を途中で中断してしまったりその間にかなり大きく感染していたり根っこが割れていたりすると最悪の場合歯を抜く事もあります。
歯を一本でも多く健康に長持ちさせ残す為には、出来るだけ神経を残していく事が大事です。
私たちも神経をなるべく取りたくないですし、残していきたいと考えています。
ただ虫歯や再治療等の原因で神経を取らないといけない場合もありますので仕方がないかもしれないですが、なるべく細菌が神経まで到達するまでに発見し治療をすれば神経をとる治療をせず簡単な虫歯治療で終わるかもしれません。
ですのでなるべく痛みが出る前に定期検診等でチェックをしてもらい早期発見と早期治療を意識して頂くだけでも神経は残せると思います!
神経をとって歯を抜かないといけないような事がないように、もし神経をとる治療になったとしても被せ物が入る最後まで治療を受けて頂けたらと思います。
あゆみ歯科クリニック同志社山手ではなるべく一本でも多くの歯を残せるような治療を心がけて予防、定期検診も力を入れております。
もし気になる事があればなんでもお気軽にご相談ください。
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