皆さんは朝起きてすぐに、「顎がだるい…」と感じられることはありませんか?
その原因は、もしかすると“歯並び”が原因かもしれません。
「え、何で歯並び?どんな関係があるの?」と思われたそこのあなた。
ぜひ、ご自身の日常生活で思い当たる点がないか、このタイミングで今一度ご確認ください!
まず、歯並びは、乳歯列期、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)、永久歯列期の3つの時期に分けられます。そして、その時期によって適用される矯正治療の内容も変わります。
では、なぜ矯正治療が必要なのかというと、審美(見た目の美しさ)だけでなく、矯正治療をすることで後々起こり得るお口の中の病気を予防することができるからなのです。
歯並びを気にされている方は、ガタガタしているとか、出っ歯とか、受け口など、まず見た目を気にされている方が多いかもしれません。しかし、歯並びが悪いことにより引き起こされるトラブルは、見た目のみならず、顎の痛みやいびき、歯軋り、食いしばり、肩こり、片頭痛、顔の筋肉の疲れなど、実は多岐に渡ります。
また、歯並びが悪いと、汚れ(歯垢、歯石)が溜まりやすく、歯磨きだけでは汚れはなかなか取り切れません。その結果、歯周病が進行しやすくなり、将来歯を失うリスクが高くなります。加えて、あまり知られてはいませんが、歯軋りや食いしばりが強すぎると、歯に負担がかかり、歯の根っこの周りの組織がダメージを受け、歯周病と同じように骨が減り歯茎が下がってしまうこともあります。
お子様の場合であれば、噛み合わせが安定するまでは、自分で正しい位置で噛むことが難しいことがあります。また、下顎を出す、吸指癖(指しゃぶり)、咬唇癖、咬舌癖等の口腔習癖や頬杖、睡眠態癖もよく見られます。しかし、この行為は後々の永久歯列に好ましくない圧力を及ぼします。必要であれば、筋機能訓練という口腔周囲筋のトレーニングによって矯正をおこなっていくこともあります。
上記のように、日常生活の中でよく見られる歯軋りや食いしばりは就寝中に無意識にされている事が多く、“挙上”と言われるマウスピースを当院ではお作りして対策をしています。また、食いしばりは集中している時に出やすい行為ですし、頬杖はボーっとしている時に無意識にしてしまっている事が多いです。その他にも、うつ伏せで顔をどちらかに向けて寝るのは一方の顎関節に負担をかけますし、首・肩・顎等に影響が出ることもあります。
しかし、これらは生活習慣の中で意識して頂くことで防ぐことができます。少し気にして頂くだけで、症状がひどくなる前に改善される可能性が高くなります。
最後になりましたが、この記事を読んで頂き、日常生活の中のあなたのお悩みが少しでも改善されることを願っています。
また、今、口腔周囲や首や肩、顎周りに違和感やストレスを感じられておりましたら、ぜひ一度、当院スタッフまでお気軽にご相談ください♡
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