今回は歯ブラシについてのお話です。
皆さんは普段どんな歯ブラシを使っていますか?
電動歯ブラシを使っている方、手磨き用の歯ブラシを使っている方、様々かと思います。
ここでは、それぞれの歯ブラシのメリットとデメリットを比較していきましょう。
電動歯ブラシとは実は回転数によって3種類に分けられます。
「電動歯ブラシ(高速回転タイプ)」、「音波歯ブラシ」、「超音波歯ブラシ」の3つです。
これらは毎分の回転数が
・電動歯ブラシ(高速回転タイプ)→3千~7千回
・音波歯ブラシ→2万~4万回
・超音波歯ブラシ→120万回以上
となっております。
主に使われるのは、電動歯ブラシ(高速回転タイプ)と、音波歯ブラシです。
超音波歯ブラシは一般的には使われていません。
★電動歯ブラシのメリット
①誰でも簡単に汚れを落とせる
②清掃効率がいい
③疲れない
手で動かす歯ブラシと比べて、圧倒的に効率がいいです。
短時間で歯垢(プラーク)を多く取ることができ、手を動かす必要がないので、疲れないことも大きなメリットとなります。また、電動歯ブラシは高齢者の方や、力の弱いお子さんにもおすすめです。握る力が小さくても、軽くて手にフィットするものを選べば簡単に磨くことができます!
★電動歯ブラシのデメリット
①比較的高価
②電池、電力が必要
③歯や歯茎を傷つける可能性がある
電動歯ブラシ本体の値段は一般的に、数千~数万円します。ブラシのついている先端部分(ヘッド)は交換が可能なので、本体は頻繁に買い換えなくていいとはいえ、手が出しにくい金額ですよね。
また、ヘッドは数百円するので、消耗品であることを考えると、手用に比べると少し高い買い物になります。
ただ、先端部分は付け外し可能なので、家庭に1台で大丈夫です。
そして、1番大切なのが、歯や歯茎を傷つける可能性があることです。パワーの強いヘッドや、合わないヘッドを使っていると、歯や歯茎を傷つける可能性があるのです。今では、強く力が入っていたら、止まったり、ランプがつくなどの便利な機能があるものも販売されています。
★普通の歯ブラシのメリット
①比較的安価
②簡単に手に入る
③様々な種類から選べる
歯ブラシは、毛先が広がっていなくても、使っているうちに劣化していきます。歯垢を落とす力が弱まるのです。安くて簡単に手に入るので、月に1回の交換頻度でも、気軽にすることができます。
毛先がフラットなもの、山切りのもの、先端が細くなっているものなど、メーカーによってさまざまな種類があり、選ぶことができます。
また毛先の種類だけでなく、年齢や症状によっても使い分けることができます。
例えば乳児用、学童期用、歯周病用、奥歯用などの種類があります。
歯磨きの目的や使う人によって簡単に使い分けられるのも手で動かす歯ブラシのメリットになります!
★普通の歯ブラシのデメリット
①しっかり磨くには技術が必要
②時間がかかる
さまざまな種類から選べる歯ブラシですが、しっかり磨くには技術が必要です。
特に奥歯は、磨き残しやすい部分になります。
同じ歯ブラシを使っていても、人によって歯垢の落ち方が異なってしまいます。
そして、時間がかかります。時間の面では、電動歯ブラシには勝てません。
使う人や使い方によってどちらが良いかは変わってきます。
年齢や性格、好み、お口の中の状態によっても変わってきます。
いくら最新型の電動歯ブラシを使っていても、正しく使えなければ歯垢は落ちません。
正しい歯磨きの仕方や歯ブラシについてお悩みの際は、 お気軽にご質問ください!
私達歯科医師・歯科衛生士が一人一人に適したものをご紹介させて頂きます。
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