肌や髪と同じように、歯にも“老化”があることをご存じでしょうか?
40代は、加齢の影響が少しずつ口の中にも現れ始める年代です。歯の色が黄ばんできたり、歯ぐきが下がってきたり、以前より食べものが詰まりやすくなったり……。
これは、単なる“年齢のせい”ではなく、ケア次第で進行を遅らせることができる「お口のエイジングサイン」です。
今回は、そんな変化に気づいた今だからこそ始めたい「歯のアンチエイジング習慣」を5つにまとめてお届けします。
40代以降も自分の歯で快適に過ごすために、ぜひ今日から実践してみてください。
歯の老化とは、見た目の変化だけではありません。
歯そのものや、歯を支える歯茎、あごの骨、さらには唾液の分泌量までもが、年齢とともに少しずつ衰えていきます。
虫歯や歯周病といったトラブルが増えるだけでなく、噛む力のバランスが崩れたり、咬合によるダメージが蓄積されたりと、目に見えない“内側の老化”も進行しているのです。
そしてもう一つ大きな要因が「生活習慣のクセ」。
たとえば歯ぎしりや食いしばり、磨き残しの多い歯磨き習慣なども、歯の寿命を短くする引き金になります。
歯の老化を止めることはできませんが、進行を緩やかにし、トラブルを未然に防ぐことは可能です。
ここからは、日常生活に無理なく取り入れられる「歯のアンチエイジング習慣」をご紹介します。
年齢を重ねると、歯の表面(エナメル質)がすり減りやすくなり、虫歯への耐性も低下します。
そんなときこそ役立つのがフッ素配合の歯磨き剤です。フッ素には、歯の修復(再石灰化)を助け、表面を強化する作用があります。
特に大人の虫歯は歯の根元にできやすいため、フッ素の力を借りて歯全体を保護することが、予防ケアの基本といえるでしょう。
夜は唾液の分泌が減るため、細菌が繁殖しやすくなります。
そのため、寝る前の歯磨きは「時間をかけて、丁寧に」を意識することがとても大切です。
歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシで細かい部分まで磨き残しを防ぐことで、虫歯・歯周病のリスクを大幅に下げることができます。
「1日の最後に、口の中をしっかりリセットする」習慣が、将来の歯の本数に差をつけます。
唾液には、汚れを流したり、細菌の繁殖を防いだりする“天然の洗浄液”のような働きがあります。
40代以降は唾液の分泌が減りやすく、乾燥による虫歯や口臭のトラブルが増えてくる傾向にあります。
そこでおすすめなのが、「しっかり噛んで食べること」。
一口ごとに時間をかけて噛むことで、唾液腺が刺激され、口内環境を自ら整える力が高まります。
また、噛むことで顔まわりの筋肉も鍛えられ、見た目の若々しさにもつながります。
不調がなくても、歯科医院には“定期的に通う”のが大人のセルフケアです。
虫歯や歯周病は、痛みが出る前から進行しているケースも多く、放置すると治療が長引いたり、歯を失う原因になります。
プロによるチェックやクリーニング(PMTC)を数ヶ月ごとに受けることで、隠れたトラブルの芽を早期に発見・解決できます。
医師に相談しながら、自分に合った頻度でのメンテナンス習慣を身につけましょう。
強く噛みしめるクセは、エナメル質の摩耗や歯のひび割れを引き起こすだけでなく、歯ぐきやあごの関節にも悪影響を与えます。
とくに就寝中の歯ぎしりは、自分では気づきにくいため、違和感や症状がある場合は歯科で相談を。
専用のマウスピース(ナイトガード)を使えば、睡眠中の歯へのダメージを軽減できます。
また、日中は「あごに力が入っていないか」を時折チェックし、緊張をゆるめる意識を持つとより効果的です。
歯の健康は、単に食事のしやすさだけでなく、発音、表情、そして人とのコミュニケーションにも大きな影響を与えます。
歯を失ってしまうと、噛めるものが限られたり、見た目に自信を持てなくなったりと、生活の質(QOL)は大きく低下してしまいます。
逆に言えば、歯が若々しければ、人生そのものをより前向きに楽しめるのです。
お口の老化は、40代からじわじわと始まります。
でも、しっかり対策すれば、歯は70代・80代まで現役で働き続けてくれる力を持っています。
今日から始められることはたくさんあります。
フッ素を取り入れる、夜の歯磨きを丁寧にする、噛むことを意識する、歯科と上手に付き合う――
どれか一つでも取り入れてみれば、将来の自分の歯にきっと良い変化が表れるはずです。
40代からの歯のアンチエイジング、あなたも今日からはじめてみませんか?
医療法人隆歩会 あゆみ歯科クリニック京田辺同志社山手 院長 小木曽 新
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